今度新しい家に光回線を引くのだけど、NURO光ってどうなの?広告とかはよく見るけど。。。
良くある光回線とは違う特徴がたくさんあるね。
今日はNURO光がどんなサービスなのか勉強しよう!
世の中には光回線サービスが大量にあります。しかし、どの広告も似た内容を謳うばかりで「どれがホントに良いの?」と悩んでいませんか?
その中でNURO光は『下り最大2Gbps』と他社には無い訴求ポイントを持つ存在で、気になる人は多いはず。実際、NURO光はG-PON、ダークファイバーと言った特殊な要素で提供されています。
この記事ではNURO光の仕組みや料金、最新の特典情報について解説します。単純な割引き情報だけでなく、良い部分も悪い部分も余すことなく全てお伝えします。光回線そのものやNURO光の特徴を十分に理解し『満足のいく光回線選び』の参考としてください。
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NURO光の基本情報
NURO光はソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が提供する光回線サービスです。So-netというプロバイダー※事業も行っており、そちらの名前を知っている方も多いかもしれません。ソニーの100%子会社であり、安心できるサービス提供元です。
※プロバイダー:回線とインターネットを接続する会社のこと。回線とプロバイダーがセットで初めてインターネットを利用可能になる。因みにNURO光は回線とプロバイダーをセットで提供しており1つの契約でインターネットを利用可能。
下り最大2Gbpsの超高速回線
『NURO光=2Gbps』と言われるくらい有名ですが、最大の特徴はその回線速度です。一般的な光回線は大抵1GbpsなのでNURO光はその2倍の速度を誇ります。もちろん上を見れば10Gbpsのサービスもありますが一般家庭で普通に使う分にはオーバースペックです(料金もその分高くなりますし)。
NURO光ではいわゆる『普通のプラン』で下り最大2Gbpsであり、他光回線と比較しても大きなメリットです。
因みに、一般的なインターネットサービスで必要な通信速度(参考値)は下記の通りです。
サービス | 必要な速度 |
---|---|
SNSメッセージ | ~1Mbps |
WEBサイト閲覧 | ~10Mbps |
オンラインゲーム | 30Mbps〜100Mbps |
YouTube(4K) | 20Mbps |
YouTube(1080p) | 5Mbps |
YouTube(720p) | 2.5Mbps |
YouTube(480p) | 1.1Mbps |
実際には、手元の端末で2Gbps出る訳ではありませんが、ある程度速度が出ればこれらのサービスもストレレスなく利用できます。例えば4K・2時間の映画の視聴もスイスイできてしまいますね。
- “2Gbps”はあくまで理論上の最大値です。通信速度を保証している訳ではありません。
- “2Gbps”は回線上での最大速度です。自宅ネットワーク内の端末で2Gbpsを測定できる訳ではありません。
- 自宅の端末で測定可能な最大値は有線接続で1Gbps、無線接続で1.3Gbpsです(ルーターの仕様上の理論値)。
それでもベースが2Gbpsだから、結果的に速度が速い可能性は十分あるけどね。
オリコン『満足度の⾼いインターネット回線ランキング』総合1位
引用:ORICON
株式会社oriconが調査した満足度の⾼いインターネット回線ランキングにてNURO光は総合1位となっています。本調査では地域別に全7項目の評価項目の満足度を集計しており、高い評価を獲得しています。
■地域別ランキングで1位獲得
- 北海道
- 関東
- 東海
引用:ORICON
■評価項目別ランキングで1位獲得
- 通信速度・安定性
- コストパフォーマンス
- セキュリティ対策
引用:ORICON
第三者による調査でも高評価であることが分かります。また、他の評価項目においても概ね3位以内には入っており総合力の高さも伺えます。
特に通信速度・安定性ランキングでは2位以下に3ポイント近い差を付けています。多くの人がインターネット回線に求める事を満たしており、満足度を押し上げています。
ONU兼ルーターが標準提供される
NURO光では高速通信を実現するためにONU兼ルーターが標準提供されます。ONUとは『光回線の光信号』⇔『PC、スマホのデジタル信号』を変換する機器で、インターネット利用には必須です。
また、機能としてはONU、ルーター、アクセスポイント、ハブの4つの機能を持っています。
何が嬉しいかと言うとこれらの機能が1台で提供される点です。他社回線ではオプションで別途手続きや費用がかかるプランもあります。自前で別機器を揃えるにしても
- 電源口数がたくさん必要になる
- スペースをたくさん取って邪魔になる
- 配線が汚くなる
といったデメリットがあるのでオールインワン構成のメリットは想像よりも大きいです。
強いて言えばハブ(有線LAN)は使わない家庭もあるだろうけど、最近はテレビやゲーム機をインターネットに繋ぐことも増えて来たから、やっぱり機能としてはあって損はないかな。
NURO光が高速通信を実現できた理由
ではなぜNURO光は高速な光回線を提供できたのでしょうか?以下理由が挙げられます。
- ①2Gbps対応のG-PONを採用している
- ②ダークファイバーを利用した独自ネットワーク
NURO光が速い理由①: 2Gbps対応のG-PONを採用している
光信号を送る仕組みのことをPON(Passive Optical Network)と言います。PONにも色々種類がありNURO光ではG-PONという仕組みを採用しています。一方、日本一大規模な光回線を持つNTT東西はフレッツ光でGE-PONという仕組みを採用しています。両者の一番の違いは最大通信速度です。
- GE-PON → 約1Gbps (フレッツ光など)
- G-PON → 約2Gbps (NURO光など)
仕様上、GE-PONよりもG-PONの方が通信速度は2倍速いです。各社が採用しているPONの違いがそのまま通信速度の違いとなっています。
じゃあ他社もG-PONで回線を作り直せば良いのに。そしたら速度2倍でしょ?
既にGE-PONの設備に時間もお金も投資したからね…今から作り直すのは簡単な話ではないんだなぁ。。
NURO光が速い理由②: ダークファイバーを利用した独自ネットワーク
フレッツ光は遅い?
「フレッツ光は遅い」という口コミを見かけることはないでしょか。実際、フレッツ光は利用者数が多く通信設備の容量が逼迫しているため、特にユーザーが多い夜間時間帯に遅くなることで有名です。
一方、ソフトバンク光、ドコモ光、等の『○○光』と名前の付いた光回線サービスを良く見ますよね。これらは光コラボと言い、中の回線はフレッツ光です。ソフトバンクやドコモがフレッツ光の回線を卸し、自社プロバイダーとセットで販売しているのが光コラボの正体になります。
直接フレッツ光(NTT東西)と契約していなくても、『光コラボの利用=フレッツ光回線の利用』ということになります。
フレッツ光は網終端装置(フレッツ光の設備から各プロバイダーへの橋渡しの部分)でボトルネックが発生しています。プロバイダ側(ソフトバンクやドコモ)がどんなに設備増強しても網終端装置を管理しているNTT東西が設備増強しなければ改善しません。各光コラボサービスも同じ網終端装置経由になるので、同等の通信品質になります。
NURO光はダークファイバーでサービス提供している
一方、NURO光は光コラボではありません。NTT東西の『余った光ファイバー』を借りて独自の光回線サービスを提供しています。この余った光ファイバーをダークファイバーと言います。あくまでも『ダークファイバーを借りているだけ』というのがポイントです。その他の通信設備は自前で準備しています。
自社設備なのでNTT東西の都合に影響されずにサービス提供可能です。通信品質もNURO光独自のものになります。
また、フレッツ光(光コラボ含む)と比較すればNURO光の利用者は少ないです。
- フレッツ光:2,303.4万件
- NURO光:100万件超
引用:マイナビニュース
つまり、
- フレッツ光:1Gbpsを多くの利用者で分け合う
- NURO光:2Gbpsを少ない利用者で分け合う
という事情もあり、結果的に1人あたりの速度は速くなる可能性があります。
- フレッツ光(光コラボ)
- NTT東西の光ファイバーと通信設備でサービス提供
- どのプロバイダーでも網終端装置を通る
- 網終端装置がボトルネックの場合、通信品質に影響有り
- NURO光
- ダークファイバーをNTT東西から借りてサービス提供
- NURO光の通信設備を利用
- NURO光独自の通信品質で提供可能
もしかしてNURO光最強?
いや、フレッツ光が絶対遅い訳でも無いし、NURO光だって通信量が多ければ不安定になることもあるよ。
ここで重要なのは『他の光コラボとは仕組みが異なる』って所だね!
【料金もお得】NURO光のプランと種類
「NURO光は他の光コラボと違って自社設備への投資も多いし、料金も高いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、実はそうでもありません。
項目 | NURO光 | ドコモ光 | ソフトバンク光 |
---|---|---|---|
プラン名 | NURO 光 2ギガ (2年契約) プラン | ドコモ光 1ギガ タイプA | ファミリー・ギガスピード 2年自動更新プラン |
最大速度 | 2Gbps | 1Gbps | |
住宅種別 | 戸建て向け | ||
契約期間 | 2年間 | ||
月額料金 | 5,700円 | 5,720円 | 5,720円 |
※2022年9月現在の通常料金
同等の条件(戸建て向け2年プラン)で比較すると主要な光コラボ回線と変わらない水準です。むしろNURO光は2Gbpsなので割安なくらいです。
それではもう少し詳細なプランや金額について見ていきましょう。
契約年数+自宅の種類毎にプランを選べる
NURO光は契約年数(3年or2年or年数なし)と自宅の種類(戸建てor集合住宅)の組み合わせによってプランが分かれます。
項目 | (a)3年契約プラン (通常プラン) | (b)2年契約プラン (通常プラン) | (c)契約期間なしプラン (通常プラン) | (d)3年契約プラン (マンションプラン) | (e)2年契約プラン (マンションプラン) | (f)契約期間なしプラン (マンションプラン) |
---|---|---|---|---|---|---|
サービス仕様 | ||||||
最大回線速度 | 下り2Gbps/上り1Gbps | |||||
Wi-Fiルーター(ONU)のレンタル | 有り(無料) | |||||
契約対象の建物 | ・戸建て ・NURO光の設備が未導入のマンション | ・NURO光の設備が導入済みマンション | ||||
契約期間 | 3年 | 2年 | なし | 3年 | 2年 | なし |
契約更新の頻度 | 3年後に更新 以降は2年おきに更新 | 2年後に更新 以降は2年おきに更新 | なし | 3年後に更新 以降は2年おきに更新 | 2年後に更新 以降は2年おきに更新 | なし |
セキュリティサービス | なし (550円で追加可能) | 無料付帯 | 無料付帯 | なし (550円で追加可能) | なし (550円で追加可能) | なし (550円で追加可能) |
工事回数 | 2回 | 1回 | ||||
開通までの期間目安 (状況により異なる) | 戸建て:1-3ヶ月程度 集合住宅:2-3ヶ月程度 | 最短1~2週間 | ||||
料金 | ||||||
契約事務手数料 | 3,300円 | |||||
月額料金(回線利用料) | 5,200円 | 5,700円 | 6,100円 | 2,090~2,750円 | 2,530~3,190円 | 2,970~3,630円 |
工事費用 | 44,000円 | |||||
契約期間中の 解約手数料 | 3,850円 | 3,740円 | 0円 | 528円 | 363円 | 0円 |
回線撤去工事費用 (解約時に撤去する場合) | 11,000円 |
※通常料金で記載しています。契約時は特典による割引情報を確認してください。
プランの特徴
全体を通して主に下記の特徴があります。
- 回線速度やONU兼ルーターの提供は全プラン共通
- 契約年数の長いプランの方が料金が安い
- マンションプランはNURO光の設備導入済みの集合住宅のみ可能
- 通常プランよりもマンションプランの方が安い
回線速度やONU兼ルーターの提供は全プラン共通
NURO光ではプランごとの通信速度の差はありません。契約上は全て下り2Gbpsになります。
また、ONU兼ルーターも全プラン共通で提供されます。安い料金のプランだけルーターはオプション・・・というトラップもないので安心ですね。
私は器械が苦手だから、とりあえずどのプランでも付いてくるのは助かるわね♡
契約年数の長いプランの方が安い
一般的な話として契約年数が長い(年数縛りが強い)ほど月額料金は安くなります。NURO光も同様で、よくある2年契約プランとは別に3年契約プランもあります。2年契約プランと比較すると5,700円→5,200円と月額500円安くなるので短期で解約する予定が無ければ3年契約がおすすめです※。
※通常料金の場合なので特典で割引きになる場合があります。
※3年契約プランは、3年後の初回更新以降は2年おきの更新になります。
マンションプランはNURO光の設備導入済みの集合住宅のみ可能
NURO光には通常プランとマンションプランがあります。ざっくり言うと戸建てor集合住宅ということですが、集合住宅でもNURO光の設備が導入済みでないとマンションプランを選択できません。
マンションプランの場合、電柱~マンションまでは共通の回線を引き込みます。マンション内のMDFという設備から各部屋へ分岐させますが、
- NURO光の共通回線とMDFの工事が完了済み=マンションプラン選択可能
- NURO光の共通回線とMDFの工事が未完了=マンションプラン選択不可
となります。
別の言い方をすると、
- 戸建て:通常プラン一択
- 集合住宅:設備状況に応じて通常プランorマンションプランが分岐
となります。
>>マンションプランって条件複雑?ウチのマンションでも申し込めるの?
設備未導入の集合住宅でも、通常プランの方は利用できる可能性があるよ。『通常プラン≠戸建て専用プラン』なので注意しよう!
通常プランよりもマンションプランの方が安い
月額料金はマンションプランの方が安く、約半額程です。
※通常プラン:5千円台、マンションプラン:2千円台。
マンションプランでは1本の共有回線から各部屋へ分岐させるため、1部屋あたりの開通コストが安いです。そのため月額料金も安くなります。
では「マンションプランが最強か?」と言ったらそうでもなくデメリットもあります。
- NURO光の設備導入が必須(管理会社の管轄)
- 他部屋との共有回線なので速度が低下する可能性有り
- 通常プランよりも圧倒的に少ない特典の種類
など通常プランより劣る点もあり一長一短です。
筆者おすすめ:プランと特典はこれで間違いなし!
NURO光の特典はたくさん種類がありますが、結論としては下記プランと特典の組み合わせがおすすめです。
- プラン:NURO光2ギガ(3年契約)プラン
- 特典:45,000円キャッシュバック
※マンションプランは全員が利用できる訳ではなく、特典が少ないのでここでは通常プランを紹介します。
プランは3年契約がおすすめ
プランは契約年数に応じて以下3パターンがあります。
- 3年プラン(通常月額5,200円)
- 2年プラン(通常月額5,700円)
- 期間なしプラン(通常月額6,100円)
一般的に、光回線は頻繁に契約先を変えるものではありません。開通・撤去工事もあり非常に手間です。(特別な事情が無い限り)長期プランの方が月額料金が安く3年契約プランがおすすめです。
なお、“期間なしプラン”は後述の特典がほぼありません。短期解約予定でない限りおすすめしません。
速度が遅くて全然使えないなんて事は無いのかしら?ちょっと契約するのが怖いのよね。
もちろん可能性としてはあるよ。まぁそれを言い始めたら光回線なんて契約できないから個人的には、『長期利用の前提で契約→よっぽど低品質なら解約』って考えかな。
特典は45,000円キャッシュバックがおすすめ
NURO光の特典は複数あります。それぞれ併用不可でどれか1つを選ぶ必要があります。
① 45,000円キャッシュバック(3年契約or2年契約)
→45,000円現金ゲット、月額料金は通常通り
② 1年間月額980円(3年契約のみ)
→最初の1年だけ980円、2年目以降は通常の5,200円
③ 2年間月額3,590円(2年契約のみ)
→2年間3,590円、契約更新後は通常の5,700円
④ 最大3ヶ月間お試し特典(3年契約or2年契約)
→3ヶ月間は月額0円(3年契約)、解約手数料o円、工事費残債負担も0円
それぞれの特典の詳細はこちらの記事で紹介しています。
結論、金額的には② 1年間月額980円(3年契約)が一番お得、次点で① 45,000円キャッシュバック(3年契約)です。
では②が圧倒的に良いかと言うとそうとも言い切れず、初期手数料やキャッシュバック金額分を含め月額換算すると両者の違いは“150円程”です。金額的な差がほぼ無いのであれば、自由に使える現金を貰えるキャッシュバックがおすすめという訳です。
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ここは人によって考え方が違うと思いますが、以下のように考えると良いでしょう。
- ①45,000円キャッシュバック(3年契約) → 自由に使えるお金が欲しい人向け
- ②1年間月額980円(3年契約) → 1円でもお得にしたい人向け
なお、3年間トータルの支払い金額で見ると①②は14万円前後なのに対し、③④は16万円前後します。明確に一段見劣りするので、③④は非推奨です。
2年間、あるいは3ヶ月限定で利用するとかであれば別だけど、普通に使う前提であれば①or②が絶対おすすめだね!
安心のサポート体制
光回線は開通すればインターネットを利用可能ですが、開通後のサポート品質も重要です。回線利用は数年単位の長期になるので、トラブル時のサポート体制も重要な評価ポイントになります。
NURO光では専用の問い合わせ窓口を設置しています。チャットやLINE等気軽に質問できる方法もあれば電話対応もあります。下記の通り一般的な質問や契約変更、障害問い合わせ等多岐に渡る項目に対応可能で、開通後も安心して利用可能な体制が整っています。
問い合わせ方法/宛先 | 問い合わせ内容 | 受付時間 |
---|---|---|
WEBフォーム | 各種申請 | 24 時間 ※オペレーター:10:00~18:00 ※1/1,1/2,メンテナンス日除く |
チャット | 利用料金確認 契約内容の確認 インターネット接続設定 トラブルなど | 24 時間 ※オペレーター:9:00~18:00 ※1/1,1/2,メンテナンス日除く |
メール | ||
LINE | ||
電話 0120-117-260 | ご検討中の方向け | 9:00~22:00 ※1/1,1/2,メンテナンス日除く |
電話 0120-65-3810 | インターネット接続設定 トラブルなど | 9:00~18:00 ※日曜,1/1,1/2,メンテナンス日除く |
電話 ■東日本エリア 0120-201-761 ■西日本エリア 0120-130-624 ■自動音声発信 0120-426-722 ■全エリア入電 0120-426-653 | 工事日程の調整など | 10:00~19:00 ※日曜,1/1,1/2,メンテナンス日除く |
じゃあ、実際に窓口の品質どうなの?という点についてはこちらの記事で解説しています。
>>NURO光の窓口の実力はいかに?実際に問い合わせてチェックしてみた
何かあった時に自力じゃ解決できないこともあるしね。お金払ってる分はしっかりサポートしてくれなきゃね!
NURO光のデメリット
NURO光の良い部分ばかり紹介してきましたが、「悪い部分はないの?」と疑ってしまいますよね。ここでは注意したいポイントをまとめます。
- 工事は2回必要(立ち会い必須)
- 開通まで時間がかかる
- 提供エリアが限定される
工事は2回必要(立ち会い必須)
NURO光の開通には必ず物理的な工事が伴います。独自の回線(ダークファイバー)を利用しているため、NTT東西(フレッツ光)の回線が敷設済みであっても別で工事が必要です。
特に通常プランでは工事を2回実施します。
- 通常プラン → 2回実施
- 1回目:屋内工事(光キャビネット⇔部屋間配線)
- 2回目:屋外工事(電柱からの回線引き込み)
- マンションプラン → 1回実施
- 1回目:屋内工事(MDF⇔部屋間配線)
また、工事の際は立ち会いが必須です。1~2時間程度の作業ですが2回となれば仕事の休みの調整が大変な人もいるでしょう。屋内(部屋の中)の配線も行うので仕方ないのですが、『NURO光=工事が面倒』という面はあります。
ホントに工事は2回必要?具体的には何やるの?壁に穴あける?な疑問はこちらで回答しています。
フレッツ光の回線があっても流用できないのね。甘く見ていたわ(・・;)
開通まで時間がかかる
(時期や工事業者の稼働状況によりますが)通常プランの場合開通までに3ヶ月程度かかります。
※マンションプランは早ければ2周間程度。
これはNURO光がダークファイバーを用いた特殊な提供形態であることに起因します。一般的な光回線であれば1社が工事すれば開通します。しかしNURO光の場合、
- 屋内作業→NUROが手配した工事業者
- 屋外作業→NTT東西が手配した工事業者
と、分かれています。
工事業者の管理1つ取ってみてもNUROの範疇でコントロールできない部分が出てきます。
NTT東西側も、
- どのダークファイバーを貸し出すか
- 工事予定の家は近くの電柱から光ケーブルを引き込めるか
- 工事業者の都合は付くか
等々タスクが山積みです。NURO側の一存で日程を決められず、どうしても開通まで時間がかかる訳です。
- 屋内配線:NUROが手配
- 屋外配線:NTT東西が手配 →特にココで時間がかかる
なお、「開通まで何ヶ月も待てないよ!」と言う方にはホームルーターのレンタルがあります。
- 初期費用:2,220円
- 1-2ヶ月目:0円/月
- 3ヶ月目以降:5148円/月
※月間容量無制限プラン
例えば2ヶ月でNURO光が開通した場合、合計費用は合計2,220円、3ヶ月の場合は合計費用7,368円です。特に最初の2ヶ月間が無料というのが嬉しいですね。3ヶ月利用だったとしても月平均2,456円です。容量無制限をこの金額で使えるので『開通までのつなぎ』としては一候補になるでしょう。
提供エリアが限定される
フレッツ光など全国規模で展開されているサービスと比較するとNURO光の提供エリアは限定的です。
- 関東:東京 神奈川 埼玉 千葉 茨城 栃木 群馬
- 東海:愛知 静岡 岐阜 三重
- 関西:大阪 兵庫 京都 滋賀 奈良
- 中国:広島 岡山
- 九州:福岡 佐賀
- 北海道:北海道
※2022年9月現在、一部エリアを除く
お住まいのエリアでのNURO光の提供可否はこちらで確認可能です。提供エリアは順次拡大して行くので必ず最新情報を確認しましょう。
NURO光は自社設備でサービス提供しているから、エリア毎に設備が必要なんだ。当然費用も時間もかかるからエリアは限定されてしまうね。
NURO光の評判は?
実際の通信品質やユーザーの声はどうでしょうか。下記は私の手元で測定した結果です。
<測定条件>
接続:Windows10 PCをNURO光のルーターに有線接続
ブラウザ:Chrome
場所:東京23区内
時間帯:平日21時ごろ
測定サイト:USENスピードテスト
測定タイミングによりますが遅くても700Mbpsは常に出ています。概ね700~900Mbpsの間で推移というイメージです。
※あくまで一環境における例です。必ず同程度の速度が出る訳ではありません。
また、みんなのネット回線速度というユーザーが測定した結果を集計している口コミサイトでは下記の平均値です。
Ping値: 15.45ms
ダウンロード速度: 487.35Mbps
アップロード速度: 459.17Mbps
順位:57回線中8位
※直近3ヶ月の平均値
※2022年9月現在
上記だけを見ればかなり良い値ですが、世の中には良い評、判悪い評判があるので確認してみましょう。
良い評判
悪い評判
どんな回線でも品質のバラツキはある
上記の通り、「通信速度は速い、安定している」という意見もあれば「遅い、パケロスがある」という意見もあります。これはNURO光に限った話ではないですが、どんな回線でも地域や時間帯によって品質のバラツキはあります。
ドコモ光の場合
ソフトバンク光の場合
口コミも重要だけど回線の仕組みにも着目しよう
多くの人はネットやSNSで光回線の口コミをチェックするでしょう。もちろん参考になる情報もありますがSNSではネガティブな意見が目立ちます。あくまで参考程度にした方が良いですね。
また多くのケースにおいて、回線速度は地域の通信量に依存します。例えばお隣さんに毎日大量のデータを送受信するヘビーユーザーがいればこちらの通信品質にも影響が出ます。。。
自宅の近くで
- ヘビーユーザーが居るか
- 契約世帯数は多いか
という話になりますが、当然分かりません。実際には開通後でないと回線品質は分からないので、回線ガチャと揶揄される訳です。
「それでも何か契約前にできないの?」という所ですが、まずは各回線の仕組みを理解することです。
- フレッツ光ってどうなってるの?ソフトバンク光と違う?同じ?
- au光は品質良いって聞いたけど?ホント?
- 電力系とかケーブルTV系とか流派があるって聞いたけど?
まずは口コミをチェックすると思いますが、+αで仕組みを理解すると低品質になりやすい or 違うを判断できます。もちろん前述の通り、開通前に通信品質を見極めることは無理ですし、そもそも回線品質は複合的な要素で決まります。が、契約前の判断材料の1つにはなるでしょう。
確かに仕組み自体が脆い回線を避けるだけでも回線ガチャの勝率もちょっとは上がるわね。
そうだね。
因みに、通信速度が遅い原因は他には、
・自宅のケーブルや無線の品質劣化
・各通信機器の異常
・アクセス先サイトの負荷
とかが考えられるよ。夜だけ遅いのであれば通信量の逼迫が一番可能性が高いかな。
速度だけじゃない?通信品質の詳細を知るには
そもそも「速度が早い/遅い」、「パケロスがひどい」というのは主観的な意見だったり一過性の事象だったするケースもあります。そもそも回線品質は通信速度だけで判断できません。そこで本サイトでは毎月継続的にNURO光の品質測定(下記項目)をしています。
- ダウンロード速度
- アップロード速度
- レイテンシ
- ジッタ
- パケットロス
測定サイトでの単発測定では分からないリアルなNURO光の実力が分かります。「実際の品質が気になる~」という人はどれかの1月分だけで良いので是非参考にしてみてください。
【総評】No.1におすすめの光回線!
結論、NURO光は一番おすすめの光回線です。G-PON、ダークファイバーなど他社では中々見られない仕組みで構築された独自ネットワークで最大2Gbpsの高速光回線を提供しています。
料金は他社と比較しても遜色なく、設備投資しているからといって特別高い訳でもありません。また、最大45,000円キャッシュバックなどインパクト大の特典も豊富で、金額的なメリットも大きいです。
一方、工事が2回必要、開通まで時間がかかる、提供エリアが限定的など他社と比較した際のマイナスポイントもあります。ただし、これらは全て開通までの話であり、開通後の普段の利用には関係ありません。許容範囲であれば最初だけ我慢し、開通後はネットサーフィンもゲームも4Kの映画もサクサクなインターネットライフを送っていきましょう。
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+500円で最大10Gbpsのプランも!
前述の通り、NURO光では最低ラインのプランでも最大2Gbpsの回線です。一方月額料金に500円追加で最大10Gbpsのプランもあります。
※2Gbpsのプラン(3年契約):5,200円/月
※10Gbpsのプラン(3年契約):5,700円/月
最大速度5倍で+500円は破格です(。>﹏<。)
もちろん全ての人に10Gbpsの回線が必要な訳ではなく、あくまで『必要な人向け』のプランになります。また提供エリアも広いとは言えず確認は必要ですが「2Gbps程度じゃ物足りない!」という人は一考の価値アリです。
>>10Gbpsの超高速回線とパワーアップした特典を知りたい
10Gbps…私には想像を絶するスピードね。
まとめ
- 下り最大2Gbpsの超高速回線
- 2Gbps対応のG-PONを採用
- ダークファイバーを利用した独自ネットワーク
- ONUの4つの機能(ONU, ルーター,アクセスポイント、ハブ)をオールインワンで搭載
- 年数(2年or3年or年数なし)×自宅種類(戸建てor集合住宅)の組み合わせプラン
- おすすめは3年プラン×45,000円キャッシュバック特典
- 開通後のサポート体制も充実
- NURO光のデメリット(全て開通までの話、許容できるかどうか)
- 工事は2回+立ち会いが必要
- 開通まで時間がかかる
- 提供エリアが限定される
- NURO光の良い評判と悪い評判は両方ある
- 仕組みを理解して選択することが大切
- NURO光はおすすめ
この記事ではNURO光の特徴やおすすめのポイント、デメリットを解説しました。
何となくで見ていると「光回線なんてどこも同じじゃないの?」と思うかもしれませんが、各社特色があります。特にキャッシュバックの金額合戦になると、金額の大小しか注目されず、本来の目的である『回線』が蔑ろにされがちです。
もちろん金額的な損得も重要ですが、自宅の光回線は基本的に毎日利用するのでなるべく快適な環境を手に入れて欲しいです。そのためには金額だけではなく『中身』を見ることが重要になります。
この記事を通して「光回線の理解が進んだ」、「満足の行く回線を選ぶことができた」となってくれたら嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。